魔法の質問「問塾」講師:多賀久子さんインタビュー

問いで、らしく。
『問塾』

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今回は、魔法の質問「問塾」講師である
いのちの現場のハピネスオフィサー、看護師、セルフコミュニケーション講師の多賀久子さんにインタビューをさせていただきました。

多賀久子さん(以下、Chakoちゃん)

普段はどんな活動をされてますか?

《インタビュアー:田中聖世(以下、まさよちゃん)》

今日はチャコちゃんと呼ばせていただきたいんですけども。
さっそくお伺いしていきたいなと思います。

まずは自己紹介お願いしてもいいですか?

改めまして、多賀久子と言います。
よろしくお願いします。

私は普段は看護師をしながら、セルフコミュニケーション講師として活動しています。

「目の前の人を大切にするあなただからこそ、まずはあなた自身を大切にしてほしい」
そんな思いを込めて、自分も相手も大切にできる看護師さんを一人でも多く育てるというミッションを立てて、看護学校とか大学とか病院などで、看護学生さんや新人看護師さん、そしてその看護師さんたちを育てる看護師さん向けに研修をさせていただいています。

素敵なミッションだなって思いました。
では、魔法の質問としてはどんな活動をされてらっしゃいますか?

魔法の質問は、各種インストラクターを養成するトレーナーをさせていただいています。

カードマスターとか
キッズインストラクターとか
ライフストーリーテラー、絵本を作るものとか
七つ道具コンシェルジュだったり
魔法のスイッチ
そういったインストラクターさんを育てるということをさせていただいています。

夫婦で認定講師をしているので、同期同士で夫婦になったので。
夫婦として定期的に月4回の魔法の質問の勉強会と、問塾などを提供させてもらってます。

チャコちゃんケンちゃん(旦那さん)コンビで。
すごい素敵なコンビですよね。

知らないでしょ、若いから。
コンビがあったこと。

響きがすごくいいです。

響きがいいですか。
昔の方はご存知だと思いますけど、ケンちゃんチャコちゃんシリーズっていうのがあったんですよ。

私は今日インタビュアーさせてもらってるんですけど。

「問塾といえば、ケンちゃんチャコちゃんがやってる」みたいな感じがすごくあって。
7年前に自分も魔法の質問入って、当時からその印象がすごくあるチャコちゃんに今日お聞きできてうれしいなと思ってます。

ありがとうございます。

この講座を受講しようと思ったきっかけは何ですか?

そんなご夫婦でされてる問塾について、今日は深く聞いていきたいなと思うんですけど。
問塾を受講しようと思ったきっかけは何だったんですか?

そもそも私が魔法の質問に出会ったのが、2010年くらい。

その当時は看護師をしながら、看護の職場でもすごく悩みを抱えてたし。
その当時のパートナーが経営していた飲食店を手伝ったりとか。
自分もそのお店を任されたりとかしていて、それも上手くいかなくて。
すべて私のせいだなみたいな感じで「もう人生やめちゃおうかな」ってすごく悩んでた時期だったんですよね。

そこでミヒロさんに出会って、
「魔法の質問で人生変わる」っていう文言に、それにすがるしかないっていうか。
人生終える前に会っておこうかな、壺でも買わされるぐらいかなみたいな感じでミヒロさんに会いに行って。

そこでまず体験したのは、
今のキッズ(キッズインストラクター講座)の元になるような90分の講座だったんですけど。
その講座を受けたときに「問いかけの仕方でこれだけ変わるんだ」っていう、心の雰囲気が変わるっていうのを経験した時になんかピンときたんですよね。

もうちょっと頑張ってみようかなと思ってミヒロさんのことをいろいろ検索してたら、その当時、富良野とか山形で「問塾っていうのを始めました」っていう記事があって。
「めっちゃ行きたい!」って思ったんだけど、まだ関西の方ではやってなくて。
年明けてすぐぐらいに「大阪で問塾やるよ」っていうお知らせが来て。

そこからですよね。
問塾を受けたら、この2ヶ月前に学んだ同じ問いなんだけど、またさらに心の模様が変わってきたんですよ。
そこから、2期3期と受けてきました。

何回受けられたんですか?

たぶん3期ぐらいまでは、鳥取から大阪まで3時間半かけて通いました。
その当時毎月だったんですよ。
毎月1講座。
3ヶ月か4ヶ月ぐらいで1期が終わるみたいな感じで。

そのあと2期3期で認定講師になって、認定講師が問塾開催できるようになり。
1Dayとかにも通ったり。
すごい問塾ファンなんです。

一番参加していて、マスターしてるんですね。

衝撃的だったのが。
問塾だったし、そういうセミナーとかにあんまり行ったことなかったのに。
そういう場に出かけて後ろの席で目立たないようにしようって座った時に、他のテーブルのメンバーがみんなもうベテランというか、スタッフ系の人たちの席に座っちゃったものなので。

問いのベテランさんに衝撃を受けたっていう感じでした。

受講してみて、どんな変化がありましたか?

いっぱい受けられてみて、具体的にどんな変化がありました?

質問を学ぶと
「なんで」から「どのようにすれば」っていう問いに出会うと思うんですけど。

問塾では、もう少し先に変換してみようっていう「ワクワクバージョン」っていう変化の仕方があるんですけど。
それを受けた時に、
「私を振りまわしていた悩みが、気がつけば夢の種に変わってた」っていう経験がすごい衝撃だったんですよ。

「問いかけの仕方だけで、こんなに人生に希望が持てるのか」っていうことを感じて。
それこそ、ミヒロさんに会いに行った時が「もう人生辞めちゃおう」って諦めかけていたところだったので。

そこから、
「もしかしたらまだ見てない世界がたくさんあって、まだもっとできることチャレンジできることがあるんじゃないか」っていうことに出会ったというのが。
「もうちょっと生きてみよう」と思ったことが一番の変化です。

「生きてみよう」って感じられた時って、何年前になるんですか?

それは、2011年の年明け。

11年経って生きてるんですね。

生きてるんですね。

しかも、その時に書いた問いかけ、
「こうであったらいいな」とか、
「こんな自分であったらいいな」を生きているっていう。
すごいなと思う。
あの頃の自分に「大丈夫やで」って言ってあげたい。

「叶うかな?」みたいな感じで書き出したんですか?

そんなに期待もしてないけど、
ポロッと出てきたもののいくつかが、
「仕事にやりがいがない」っていうのを単純に「どうやったら仕事のやりがいができるだろう」とか、そんなことからだったんですけど。

そこから「こういう世界を作りたい」というか
「ナーシングホームを建てたい」みたいなものが出てきたりとか。

その当時お店の経営も傾いてたりしてたので、それをどうしたらいいのかっていうところだったりなので、それは早かったですよ。
すぐ手放しましたもん、傾いたお店。

でもその後に、やっぱりお店をたたむのにけっこうお金がかかるので。
そのお金を作るのに「なんで」ではなくて、「どのようにすれば」っていう。
もうめっちゃそれが叶えてくれたというか解決してくれたので、そこでしたね。
これは使えると思って。

すごい説得力がありますね。

バカみたいに「どのようにすれば」を使ってたので。

受講後、どんな成果がありましたか?

受講後はどんな成果があったんですか?

まずは「やっぱり生きてみよう」っていう気持ちになったし。
その後に「認定講師になる」っていう決断をして。
認定講師になったら問塾を開催していいよっていうタイミングがやってきて。

今度は自分が問塾を伝える・届けるっていう立場になったことと。
それから約10年届け続けることで、やっぱり人に届けるということは全部伝えたことが自分に響いて返ってくるので、より実践を重ねて。

本当、今は何だろうね。
あの頃からしたら、夢の世界になってるっていう感じですね。
人生が変わった。
まさに「人生が変わった」っていうのが成果かなって思います。

実際に講師としても、自分に跳ね返って受け取ったんですね。
講師をやりながら、他にこういう成果があったよみたいなのはありますか?

問塾って、すごくその当時にしてみれば高額の講座だったので。
講師になりたての私にとっては、届けるにあたって場所を準備しないといけない。
今みたいにオンラインですぐ届けられるわけじゃないので。

「どんな場所で届けたいのかな」とか
「どれぐらい金額がかかるかな」とか
「どれぐらいの人が集まってくれるかな」とかっていう採算を取るっていうことも学ぶし。

「どうやって告知をしたら人が来てくれるかな」って、ビジネスのイロハを徹底的に学んだな。
実践しながら学んだのが問塾。
でもだからこそ大事な講座やし、思いがたくさん溢れるからこそ、1年ぐらいは「やります」「辞めます」を繰り返してて。

そこで、「チャコちゃんいつになったらやるの」っていう感じで声をかけてくれたのが今の旦那さんで、パートナーのケンちゃんなんですけど。

当時、鳥取と滋賀という離れた場所に住んでたんですけど。
「一緒にだったらできるかな」って言ってくれて開催を始めたのが、もう今年で20期生を迎えるので。
毎年1、2回ずつ一緒に講座を開催するようになったら、いつの間にか人生のパートナーになっていたっていう。

それが一番の成果といえば成果なのかもしれないですけどね。
人生のパートナーを得たっていうのは。

問塾の懇親会で、あるエピソードがあったと聞いているんですけど。
聞けたら嬉しいです。

問塾って、自分の心の声に気づくすごく豊かな時間なんですけど。
届けている方も幸せな気分になるし、受けてくださってる方もすごく豊かな気持ちになって、そこにいるみんなが良かったねっていう雰囲気になるんですよね。

懇親会でご飯を一緒にみんなで食べてる時に、その場所のご飯が格別に優しいご飯で心がこもったご飯だったんですよ。
私、今まではそんなに何かに喜びを感じたりとか、みんなで分かち合ったりっていう生活を
してこなかったので。
ご飯を食べて「優しいね」「おいしいね」っていう、なんか湧き上がってくるものでウルってくることがなかったんですよね。

提供されて当たり前っていうか、美味しくて当たり前みたいな。
なんか変な感情だなと思って横を見たら、もっと泣いてる人がいて。
・・・って思った時に、
私、ご飯を食べて「おいしいね」「優しいね」ってウルってし合えるような生き方がしたいなって思ったんですよ。

それを分かち合える人たちと一緒に人生送っていきたいなと思って。
それまでは、一般的にいいなって言われる生活。
高級外車に乗って
マンションを持って
大きな病院で働いて
一般の人から見たらそれが良いよねって思われるかなぐらいな。
夫婦生活も、その当時結婚してたんですけど、
いい夫婦だと言われるような
いい夫婦風をやっていたなっていう気がしていて。

でも、どんな生活だったかっていうと、
私の気持ちとか考えを伝えなければ、波が立たずにいい夫婦でいられるっていう夫婦生活だったので、嬉しいとか優しいとかそういったこと自体も人に表現できない生活をずっとしてたんですよね。

それがその人の価値観に合わなかったらいざこざが起きていたので。
私が黙ってニコニコしていればいい夫婦だし、いい人間関係だし。
だけど、それじゃないんだって気づいてしまったので。

そこから、
「どのようにすればその生活が手に入るんだろう」
「どのようにしたらそういう人生を生きれるだろう」って問いかけたら離婚することになって。

いろんなことはありましたけど、全部「どのようにすれば」で解決していって。
なぜかケンちゃんと結婚したっていう感じ(笑)。

問塾の内容のコンテンツを実践して、人生を変えていかれた方なんだなって思いました。

「どのようにすれば」。
すごいですよ。

そうですよね。
確かに1回問いかけたいと思います。

特に私は、
看護師の職場っていうのは、学生時代から「なぜ」っていう問いかけをすごくされるんですよ。

「なんで今、血圧を測るの」とか
「なんでこうしなかったの」とか

患者さんの命にかかわることなので、そこには常に「なんで?」っていう問いかけがあって。
それが使い方を誤って尋問・詰問になるっていう経験をすごくしていて。
でもそれが当たり前のように、自分にも尋問・詰問を投げかけたり。
新人さんとか学生さんにも、「今日やるって分かってたのになんでそれ勉強してこなかった」ってついつい責めてしまったり。

それが「どのようにすれば」っていう問いかけに出会ったことと。
「答えが出るのを待つ」っていう。

それを身につけたときに、
病院でのスタッフとの関係も変わってきたし、
何より患者さんとの関わり方が変わってきたんじゃないかなと思いました。

ご自身の活動に対して、この講座の内容はどんな影響を与えましたか?

ご自身の活動に対して、講座の内容はどんな影響を与えましたか?

この問塾のコンテンツを今、
いつも学生さんとか新人さんにキッズ(魔法の質問キッズインストラクター講座)の内容で、それを看護師バージョンだったり、セルフコミュニケーションのネタに変えてお届けしてるんですけど。

最近ちょっとチャレンジで、
仕事を始めてから、自分で乗り越える力っていうのをつけてもらいたくて。
私が大事にしてるWHYからHOWへの変換にすごく時間を割いて、自分で実際に変換して答えてみるっていうことをやり始めてるんですよ。

そうすると、反応が変わってくる。
講座自体が変わってきたというか。
研修が終わった後の声が変わってきたっていうか。
乗り越えていけそうな気がするだったり、学生の時に私も出会っておきたかったよねっていう、伝える内容が変わってきたなっていうのもすごくありますね。

相手への問いかけ方っていうのもすごく学びにはなっていて。
患者さんに対して「今、必要な問いかけは何だろう」とか。
「問いかけをしないということも問いの一つ」っていうところも上級編では学ぶんですけど。

その在り方で関われることで、
患者さんについつい「はい」か「いいえ」で答えられるような問いかけ、
「痛いですか?痛くないですか?」
「寝れましたか?寝れませんでしたか?」
みたいな問いを、それを上手く使う時もあるし。

時間がない時は、そうじゃない問いかけで関わるっていうところで、私自身はファンクラブができるぐらいおじいちゃんたちのそんな看護ができるようになったのも、すごく大きいかなって思いますね。

受講を迷っている人へ、伝えたいメッセージは何ですか?

young woman enjoys reading a book by the fireplace on a winter evening

最後に、この受講をを迷っている人へ
伝えたいメッセージはありますか?

問塾って、質問のことをしっかり伝えている構造なんですよね。
他はここまで問いに関してスポットを当てて届けているものってなくて。

なので、本当に今まで
「質問って苦手だな」とか
「ちょっと責められてる感じがして答えたくない」とか
そういう経験がある人ってすごくあると思うんですけど。

だからこそ、本当に効果的な問いっていうのに出会ってもらうためには、問塾はすごく良い講座だと思いますし。
特に魔法の質問のインストラクターさんには、ぜひこの問いの本質に触れてほしいっていうか。
答えて、自分の答えに出会って、また実践して、またその積み重ねで自分の哲学っていうのが育っていくと思っていて。

コンテンツ的には、誰でもできるコンテンツが用意されてるんですけど。
けっきょく、どんな哲学を持っているインストラクターさんから学ぶのかってすごく大きいなと思うので、ぜひぜひ自分の哲学を磨くためにも問塾を受けてもらえたら嬉しいなと思います。

得るものがあって、とても参考になりました。

本日は、多賀久子さんのお話を伺ってきました。
今日はありがとうございました。

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