子どものやる気や能力を引き出す
『魔法の質問キッズインストラクター』
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今回は、魔法の質問キッズインストラクタートレーナーである
E-Z-ON株式会社 代表取締役、SDGsボードゲーム認定上級ファシリテーター、日本プロフェッショナル講師協会認定講師、セルフエンパワーメントオーガナイザー、国家資格キャリアコンサルタントの野末岳宏さんにインタビューをさせていただきました。
野末岳宏さん(以下、JPさん)
普段はどんな活動をされてますか?
《インタビュアー:土屋 明代》
まず最初に、JPさんの自己紹介と
普段どんな活動をされていらっしゃるか教えていただけますか?
改めまして、JPこと野末岳宏です。
JPというのはですね、実は私の本名なんですよ。
ジャン・ピエールというのが本名なんですね。
え!そうなんですか?
そうなんです。
野末岳宏というのは仮の名前ですので。
この世を忍ぶ姿なんですね(笑)。
そうです。
私はもう上から下まで全てフランス人ですね。
…という感じでいつも話をさせていただいています。
だいたいここで引かれる方と「おもしろいね」って言ってくださる方がいるので(笑)。
ぜひみなさん 「おもしろいね」って言ってくださることを期待しながら、お話をさせていただきますね。
はい、よろしくお願いします。
私は普段、黄緑の服をだいたい着てるので、街中ですごく目立ちます。
なので、街中で緑の色を見かけたら「JPさん」って声を掛けていただければと思います。
…という、ちょっと明るめの服を着た私でございますが。
私自身はもともと、IT企業の人事をやっておりまして。
今は研修講師をやっています。
研修は主に新入社員研修。
企業の新入社員研修であるとか、若手の方々の研修を行っています。
あとは高校生・大学生に対しての就職支援という形で、学校の中で授業を行っています。
たとえば、この魔法の質問のキッズインストラクターの内容ももちろんそうなんですが。
それ以外にも「志望理由書の書き方」とか「自己PRの書き方」なども授業としてやらせていただいています。
この講座を受講しようと思ったきっかけは何ですか?
なるほどですね。
では、そこにリンクしてくるかどうか分からないんですが。
このキッズインストラクターという講座を受講しようと思ったきっかけは何ですか?
もともと私は、魔法の質問の第7期の認定講師なんですね。
そこでこの講座を知りました。
先ほど、IT企業の人事をやっていたという話をさせていただいたんですが、私は教育担当だったんですよ。
教育担当として、いろんな会社の社員教育を見ていく中で気付いたことがあってですね。
けっこうみなさん、受講した後「これいいよね」って言うんですけど。
実際に現場に行くとうまくいかないんですよ。
うまくいかない時に「あれはあの講師だからできたんだ」みたいな話がけっこう出てたんですよね。
要は「自分事にならないな」ってすごく感じていて。
そこを何とかしようかなと思っている時に、マツダミヒロさんの魔法の質問に出会ったんですよ。
実際体験された方は分かると思うんですけど、この要素があれば社員研修がすごく良くなると思います。
魔法の質問のキッズインストラクターの中身もそうなんですけど、自分ごとに変わってくるんですね。
この「自分ごと」に変わることで、自分のやる気と自分の行動が変わってくる。
というのをすごく体感していたので、魔法の質問の第7期の認定講師にまず参加しました。
参加した中で、(魔法の質問キッズインストラクターの)話が出たので。
「これはぜひやってみたい」と。
学生もそうなんですけど、子供に対しても、自分ごとにしながら自分の行動に繋がる。
「子ども向けに対して何かできるんじゃないかな」ということで。
もう本当に飛びついて、すぐ受講することにしました。
なるほど。
飛びついてすぐ、という感じだったんですね。
受講してみて、どんな変化がありましたか?
受講してみてどんな変化がありましたか?
(魔法の質問認定講師)7期にいたっていうこともあるんですけど。
「質問がうまくなったかな」と思ってるんですよ。
質問の効果を実感できるし。
「どうすれば、この質問をより効果的に使えるのかな」というのを考えるようになったのが、自分たちの変化としてはあったと思います。
一番私が思ったのは、自分の変化もですけど、まわりの変化の方がすごく大きく感じましたね。
たとえば、どんな変化があったんでしょうか?
そうですね。
自分の子供もそうなんですが。
まず「質問好きになった」と言っていました。
おー!
素敵ですね。
寝る前に絵本を読んで聴かせる、というのがあるんですけど。
私があまりにも子供に質問し続けたせいか、子供が夜寝る前に言うのが。
「何かお話しして」じゃなくて、
「何か質問して」に変わったんですね。
息子に至ってはですね、質問ノートというのを用意して。
勝手に自分で色画用紙を使って、中に宇宙の質問とか、動物の質問とかっていうジャンルが書かれたものを用意されて。
それを枕元に置かれたんですよ。
今日はどの質問するのか、その中から選んで質問してあげるっていう風に変わっていきました。
すごい!
これってお子さんをお持ちの親御さんにしてみたら、すごいことですよね。
私もびっくりしました。
とにかく自分で考えるようになったりとか。
自分の中での質問をしてもらうことで、自分も楽しかったんでしょうね。
あともう一つは、自分の妻もけっこう変わったなと思ってまして。
みなさん、たぶんそうだと思うんですけど。
子育てしてるとどうしても、心に余裕がなくなってしまうので。
ついつい「何でそんなことするの」とか怒ってしまいがちなんですよね。
でも私が、子供が何かやらかした時でも
「次どのようにしたら、これうまくいくんだろうね?」みたいな。
キッズインストラクターで学んだ質問をひたすら使い続けていたんですよね。
そうするとおそらく(妻にも)子供の変化が見えたんだと思うんですよ。
そしたらうちの妻もいつの間にか、子供が何かやらかしたときには
「これ次どうやったらうまくいくの?」っていうように変わったんですよね。
これは本当に、なにより私がびっくりしちゃって。
子供が変化すると思ってやってましたけれど、自分のパートナーが変化するっていうのは全然予想外だったのでびっくりしました。
けっこう影響は大きかったんじゃないかなと思ってます。
良いことづくしの影響ですね。
お子さんって質問されることによって、いろいろご自身で考える力もきっと付いていらっしゃるでしょうし。
奥様もその変化によって、つい怒ってしまいそうなところを
「どうしたらいい?」という風に変わられて。
素晴らしいですね、家庭円満!
「そんなにうまくいくんですか?」ってよく言われるんですけど。
これは誤解なきように言っておきますが。
学んだことをひたすらずっと繰り返し続けることが大事で。
1回や2回でそんなうまくいく魔法ってなかなかないですよね。
ハリーポッターだって、最初のほうはうまく使えなかったですし。
うちは息子と娘で2人いるんですけど。
やっぱり質問も最初はパッと質問するだけだったのが、何回も繰り返してるうちにたぶんおもしろくなってきたんだと思うんですね。
そこがすごく大切だなと思います。
受講後、どんな成果がありましたか?
なるほど。
今、ご家族の中での変化を伺わせていただきました。
今度は「どんな成果?」と聞かれた時に、どういったことが思い付かれますか?
そうですね。
今のも1つの成果だと思うんですけど。
実際に「相手の気持ちをより深く知る」ということができるようになったと私は思っていて。
私はカウンセラー的なこともやってるんですけど、
「相手の気持ちを上手く引き出せる」というところが出来てきました。
エピソードとしては、
私は実際にこの講座を小中高に向けてずっとやってるんですけれど。
本当に子供の中の、その先にある気持ちというか。
普段言っている言葉の先にある気持ちが、より分かるようになりましたね。
それは自分の子供達もそうなんですけど。
ある小学校の6年生の女の子に対して、
「何でも叶うとしたら何をやりやりたいですか?」という質問があって。
たくさん書いてあったんですね。
「どれか1つ◯を付けて」と言うんですが、
その女の子は「自分の妹が元気になる」というのを選んでくれたんですよ。
なんかいいなと思って、
その次の質問が
「それを実現する為に、自分はどんなことができるだろうか?」
と質問をさせていただくんですが、
その時にその女の子は「何もしない」って書いてあったんです。
「何もしない」?
「何もしない」ってどういうことかなと思って、その子に直接聞いてみたんですね。
「妹元気になってほしいんだ、そのために何もしないの?」と聞いてみたら、
「何もしないのがいいと思ったの」って言うんですよね。
「それどういうこと?」って聞いたら。
「私の妹は実は障害を持っていて、うまく歩くことができないんだ。
うまく元気に歩けるようになってもらいたいなって思って、今までずっとそれを手伝ってきたんだ。
手伝うことが妹にとって大切なことだと思ってたんだけど。
今日いろいろ考えてみたら、実は妹が自分で頑張っていくようにするには、自分が何か手伝うよりも、妹自身がちゃんと歩けるようにならなきゃいけないって気づいたの」
びっくりしましたね。
「だから私は何もしないって書いた」と。
深い!
深いですよ。
最後の質問で「今日どうだった?」って聞いたら、
「凄く楽しかった」って言ったので。
自分の中で気持ちとしてできたのかなと。
あともう1つあるんですが。
けっこうやんちゃな子が多い高校があったんですけど。
ある高校生に「何を叶えたいですか?」って聞いたら、
最初「お金持ち」って言ったんですね。
「何の為に?」って聞くと、
「ああ、世界征服したいですね」と。
ミヒロさんがよく言うエピソードで、
「悪魔になりたいです」と答える学生の話があるんですけど。
けっこう似てるなと思いながら、
普通だったらここで「何言ってんの!」って話になるかもしれないですけど。
まさにここで学んだ通り「いや、そこで終わるんじゃなくてもうちょっと聞いてみよう」と。
「世界征服して何がしたいの?」と、その先を聞いてあげる。
そしたらしばらく考えてて、
その子が急に「先生わかりました!」と。
「俺 世界征服して平和に暮らしたいです!」
「平和に暮らしたいってどういうこと?」
「平和に暮らしたいですよね、そのために世界征服したいです」
「おー!」みたいな話があって。
あとでいろいろと、その学校の生徒について聞いてみると、けっこう家庭の事情が複雑な子が多くて。
変な言い方ですけど、日常がそんなに平和じゃないんじゃないかなっていう環境の子がすごく多かったんですね。
だから言葉だけで聞くと、
「世界征服」って「何考えてるの⁈」という話になりますけど。
でもその子は「本当は平和に暮らしたい」が本当の気持ちなんだろうというのは、その後いろいろ感じました。
そんな風に普通に言葉を交わすだけ以上に、その子が考えていること。
言葉のその奥底にある本当の気持ちみたいなものを、最終的に感じることができる。
だからこういう質問を使うことで、そこの部分が見えてくるというのが成果というか。
私としては、その後にアドバイスをするにしても、何かサポートするにしても、そこが分かることによって良い方向に向かっていくお手伝いができるようになったのかな?と思います。
ご自身の活動に対して、この講座の内容はどんな影響を与えましたか?
なんか感動しちゃってるんですけど。
今、本当に深いお話を伺ったんですが。
JPさんご自身の活動に対して、この講座の内容はどんな影響を与えましたか?
そうですね、いろんな質問を使うようになりましたね。
実はこのキッズインストラクターの内容は、本当に魔法の質問の最強バージョンだと思ってて。
「最強にして最高!」というかね。
ちょっと言葉が正しくないかもしれないですけど。
このキッズインストラクターだけあればほぼ全部制覇できるんじゃないか、ぐらいの気持ちで。
それぐらい内容が濃いので、実際にカウンセラーをする時も研修の講座をする時にも、そこにある質問を活用して実際に講座の中で使ったり。
カウンセリングであれば、その人の気持ちを引き出す中で使うということをしてますね。
だから本当にすぐ使えるし、すぐ活用できるというところが実感としてあります。
学んだことを活かしていくと、
「何で?」というものの考え方をするよりも、
「どのようにしたら?」という考え方であるとか。
「シャンパンタワーの法則」というのもあるんですけど。
そういった部分をしっかりと理解することで、実際に自分が講座をする時に、自分が講師としてどういうスタンスで臨めばいいのかとか。
あるいは、カウンセラーとしてどういう風に相手と一緒にこの話を進めていけばいいのかというのが、すごくクリアになるんですよね。
極端な言い方ですけど、
このスタンスで臨めば、質問が多少変でもクリアできることがすごくたくさんあるんですよ。
且つここで使っている質問というのは、実際に具体的に活かせるので。
自分の仕事の中というよりも、私が本当にやりたい
「子供達が少しでも自分たちの将来について明るい未来を考えてもらう」
というところにたどり着く、そんな事に活用できてるかなと思っています。
明るい未来が楽しみですね。
受講を迷っている人へ、伝えたいメッセージは何ですか?
ではですね、最後に。
このキッズインストラクターの受講を迷っている方に、伝えたいメッセージをお願いいたします。
受けてください、最強ですから。
ミヒロさんともお話した時に
「これ最強ですよね?」という話をしたら、
ミヒロさんも「最強だと思う」みたいなことはおっしゃってたんですね。
要はここの要素に、他の魔法の質問を学ぶにしても必要な要素がすごく圧縮凝縮されてると思うんですよね。
なのでまずはここを受けてみると、ここでそのスタンスがしっかりと出来上がってくるので、他のいろんな講座の内容がすんなり入ってくると思うんですね。
それができると成果を上げやすくなるというのは事実だと思っているので、本当にすごくいいなと思います。
私はいろいろな資格も持ってるんですけど。
コーチングでかなり人気のあるコーチの人が、まだ初めにコーチを始めようとした時に。
「野末さんの質問が一番響きました!」と言われたのが未だに覚えていて。
そういう人たちにも影響を与えることができたというか、本当に活かせる内容なんだなというのをすごく実感しているので、ぜひ受けてください。
「迷うんだったら受けたほうがいいですよ」というのが正直なところですね。
ありがとうございます。
魔法の質問にこれから携わっていくにしても、もしかしたら携わらないかもしれなくても。
でも人生をやっていく上では、もしかしたらこのキッズインストラクターに全てが凝縮されているかもしれないですね。
そうですね。
キッズと言いながら、子供にも活用できましたし、パートナーさんにも影響したし。
あるいは今の仕事でいうと、若い子の育成とか。
もしかしたらみなさんの中で後輩や部下を持ってらっしゃる方も会社で使える内容になるので。
ぜひ非常に幅広いので、興味を持っていただいたらいいなと思います。
JPさん、今日はすごく感動するお話も一緒に伺えて。
インタビュアーとしてすごく得した気分になってます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
JPさんのお話を聞いていただいて、一人でも多くの方がこのキッズインストラクターを学んでいただけたら、すごくいろいろ未来が変わってくるのかなっていう感じも致しました。
今日はJPさん、お時間をいただきましてありがとうございました。